■ ベンジャミン・クレーム 著 ■ 石川道子 編・訳 ■ 発刊日:2016年2月1日(改定四版) ■ 体裁:A5判/304頁 ■ 定価:2000円+税+送料 ■ ISBNコード:4-916108-21-0 |
伝導瞑想は人類の明るい未来の建設に役立つよう、特にこの時期にハイアラキーの覚者がベンジャミン・クレームを通して世界に紹介した瞑想である。非常にダイナミックかつ安全なグループ瞑想で、奉仕したいと思う人なら誰でもできる。本書は、伝導瞑想の正しいやり方を詳しく説明し、実際に伝導を行う中で出てくる様々な質問に答えたもの。伝導瞑想の背景にある理論や伝導されるエネルギーの特質、個人の霊的成長における伝導瞑想の役割なども網羅している。 |
編者 (訳 ) 序文 / 著者序文 / 第1章 序説 伝導瞑想とは何か / 第2章 大祈願 / 第3章 伝導瞑想の行い方 / 第4章 伝導瞑想中の体験について / 第5章 伝導瞑想を効果的に行うには / 第6章 エネルギー伝導の特性 / 第7章 高次元と低次元の心霊活動 / 第8章 魂、瞑想、奉仕 / 第9章 整列を保つ / 第10章 弟子の進化における伝導瞑想の役割――その底に横たわる目的 |
編(訳)者序文 伝導瞑想は、非常にダイナミックな瞑想である。そして最も簡単に誰にでもできる。経験もいらないし、先生につく必要もない。人類の明るい未来のために奉仕したいという意図のみを必要とする。 瞑想には多種多様あり、瞑想を行う人々の動機も様々である。しかし、殆どの人の動機は個人的な私事につながるものではないだろうか――心身の健康のためとか、心の安らぎや平静心を得るためとか、自己反省・自己内観あるいは、精神統一によるマインドコントロールとか――禅宗の座禅の教えに、座禅によって何かを得ようとする欲があってはならない。ただ座るために座るのであるというが、座禅三昧にあけくれるお坊さんの生活でもなければ、これはなかなか難しいことである。 伝導瞑想の動機は奉仕である。世界に奉仕したいという利他的な思いと意志のある人ならば、誰にでもできる。週に数時間を費やすだけで、はかり知れない大きな奉仕ができる。 個人の修行を通して、己を純化し愛を深め、光を通し一隅を照らすものになる努力は勿論大切であり、続けられねばならないが、これは遅々とした歩みである。しかし奉仕の心さえあれば、志を同じくする人々と力を合わせ、一団となって伝導瞑想を行い、光の回路としての働きをなすことができる。日本全国に何百何千となくそのような光の磁場ができたとき、その霊的力が日本に世界に及ぼす影響は、まさに想像を超えるものであろう。 (中略)組織という壁を、いっさい築かず、無数に散らばる光の単位として存在する伝導瞑想を通して、霊エネルギーはますます強力に伝導され、光のネットワークが世界を覆う。 日本においても、一人でも多くの人々がこの得難い奉仕の仕事の機会を知ることができることを祈りつつ、日本語版を提供する。 1984年 カリフォルニアにて 石川道子 |