■ ベンジャミン・クレーム 著 ■ 石川道子 訳 ■ 発刊日:2014年5月(改訂版) ■ 体裁:B6判/396頁 ■ 定価:1800円+税+送料 ■ ISBNコード:4-916108-20-3 |
本書に書かれている情報が正しいなら、我々はまさに人類史上最も深遠なる変化を目撃しようとしている。 アリス・ベイリーの秘教の教えについての深い造詣に加え、さらに智恵の覚者の訓練を受け、思念伝達(テレパシー)で伝えられた情報と自らの直接の体験に基づき、確信と権威をもって著者は語る。 著者クレームは本書で、智恵の覚者方、即ち何千何万年もの間、人類の進化を導いてこられた大悟された方々が、今、世界に再び姿を顕わすことに関する最新の情報を提供しており、覚者方の一団のリーダーであるキリスト・マイトレーヤが間もなく世界大師として姿を現し、人類を分かち合いと正義の新しい時代に導いていかれるだろう、と述べる。 1974年以来クレームはキリスト・マイトレーヤの再臨について公に講演をしてきており、広範な質問に答えてきた――キリストやトリノの聖骸布に関する秘教的な見解から第三世界の問題、新しい経済秩序、さらにはUFOやアトランティス文明、そして治療や瞑想にいたるまで。それらの答えは現代に起きている出来事にユニークな洞察を提供する。 |
日本語版への序文/著者自身について / 1.序説 / 2.大祈願/ 3 .用語の定義 /4.キリストとその再臨 /5.如来・覚者方とハイアラキー / 6.現宗教制度への影響 / 7.我々に今、何ができるか / 8.反・キリスト、悪の勢力 / 9.あなた(著者)はいかにしてこの情報を知っているのか / 10.神(実在) / 11.愛の法則 / 12.魂・輪廻転生・進化 / 13.自由意志 / 14.政治的影響 / 15.特定の個人・その他 / 16.UFO、その他について / 17.古代の文明 他 |
日本語版への序文 (中略)1982年に、この書の抜粋が日本で出版された時に寄せられた日本の人々の反応に、私は驚き、そして喜ばしく思った。マイトレーヤ如来についての情報に飢えていたためだろうか。初版はその時、約1週間で売り切れたと聞く。私を通して与えられたマイトレーヤ如来からのメッセージ140信も、その後日本で出版され、昨年6月に、私は日本での講演旅行に招かれた。さらに今年の4月に、より広範囲にまたがる講演旅行が組織されたことは、あらゆる霊的な性質の情報に対して、大きな関心が日本に存在することの証であると思う。 このニュースに対して、日本人ほど心が開いており、マイトレーヤの訴えの中心である分かち合いのメッセージに、これほど共鳴を示した聴衆はこれまで見られなかった。日本の人々は、現在、おそらく歴史上かつてなかったような繁栄を楽しんでいる。願わくば、日本が──他の豊かな国々とは異なり──その幸運を、あまり幸運ではない世界の兄弟姉妹たちに分かち合う用意をもってくれることである。 日本人ほど、核戦争の恐怖を認識している国民はいない。体験ほど物言うものはない。広島は、今日の水準で測れば非常に小さな原子爆弾でさえ、あのような大破壊をもたらし得ることの、恐るべきシンボルとして残っている。あの体験だけでも、平和を保証する唯一の条件をつくる助けとなりたいという動機を、日本人に与えるであろう。その条件とは世界資源の分かち合いである。 世界は、今、完全な破壊か、完全な再生かの崖っぷちに立っている。この書のメッセージは、人間の未来はかつてないほど明るいということである─もし、我々が変化し、1つの人類家族という前提を受け入れ、分かち合いを通してその一体感を実施する勇気を持つならばである。 我々がこれをなすのを助けるために、今我々の中に、悟られた方々、覚者方の一団と覚者の中の覚者であり、如来であり、長い間期待され、待たれてきたお方、マイトレーヤが降臨されているということをつつしんで申し上げる。 (以下略)1986年8月 ロンドンにて ベンジャミン・クレーム |