シェア・ジャパン出版
いのちの水を運ぶ者
いのちの水を運ぶ者
■ ベンジャミン・クレーム 伝
■ 石川道子 訳
■ 発刊日:2010年9月15日(改定初版)
■ 体裁:B6判/464頁
■ 定価:2000円+税+送料
■ ISBNコード:4-916108-07-8

※英語版もあります。詳細はお問い合わせください。

 『一緒に新しい世界を建設しよう、恐れも、不信も、分裂もなしに生きることのできる世界を。』(第3信より)

 本書は、英国の著名な画家であり、秘教徒であるベンジャミン・クレームを通して伝えられた、人類への希望のメッセージ集である。

 メッセージを一つずつ、集中した思いで声に出して唱えると、必ずといってよいほど、マイトレーヤの心(ハート)の反応を喚び起こすのである......。(序文より)

目次

序文
わたしの愛は永遠(とこしえ)に流れる(第1信)
わたしが再びあなたがたの中に現れる理由は数多い(第2信)
わたしに手伝わせてください(第3信)
わたしの到来は古い秩序の終わり(第4信)
降臨の事実を知らせなさい(第5信)
人類はもうすぐわたしを見るだろう(第6信)
あなたがたがここに居るのは偶然ではない(第7信)

以下 140信まで

序文

 意識しようがしまいが、世界はまさに大救世主(キリスト・マイトレーヤ)を認知しようとしている。人類が永い間待ち望んできた大救世主の降臨が、今や既成の事実となったのである。  1977年、7月19日に、救世主(キリスト)、マイトレーヤ如来(弥勒仏)、世界大師、そして霊ハイアラキーのリーダーであるこの方は、いにしえの隠遁所よりおでましになり、現在、ある近代国に住んでおられる。この方は、彼の弟子たちである覚者方(智恵の大師方)と共に、統合と同胞愛の新しい時代の幕開けをなさる。

 「1974年以来、私のまわりのごく少数のグループの中で受信していたマイトレーヤのメッセージを、公開の場で受信することを、私は1977年9月の初めに頼まれたのである。それで私は、最善を尽くしてやってみることを承諾した。

 最初の公開のメッセージは、1977年9月にロンドンのユーストン通りにあるフレンドハウスでの講演会のときに実験的に送られた。おそらくこのようなオーバーシャドウやテレパシーの実演を公開の場で、私がどのように受け止めるかを試すためだったのだと思う――それは自分の内輪のグループでの時とは全く違った経験であった。そして今に至るまでこれがずっと続いている。〔*訳注〕

(中略)

 メッセージを一つずつ、声を出して読むことを読者にお勧めしたい。そうすることによって各メッセージのもつリズム感(マントラ的特質)をよりよく味わうことができる。これらのメッセージを集中した思いで声に出して唱えると、必ずといってよいほど、キリストのエネルギー、如来の心(ハート)の反応を呼び起こすのである。それは、表面的には単純で、心(ハート)から心(ハート)へ送られるのだが、しかしあらゆる次元において働きかけがなされる。メッセージの真なる意味が心に伝わるよう一つ一つ瞑想しながら読む必要がある。一日に一つずつメッセージを読み、深くその意味を瞑想し味わうのもよい。

 個人瞑想またはグループ瞑想の際、これらのメッセージが受信されたときに録音されたテープを再生している人々も多い。メッセージが送られる時に、マイトレーヤのエネルギーがテープに磁化されており、そのテープをまわす度に如来のエネルギーが放たれ、瞑想の質を高めるのである。

1980年6月          ロンドンにて

〔*訳注〕1982年5月27日に第140信が送られ、マイトレーヤの宣言がなされるまでは、それがこのような形で送られる最後のメッセージとなった。
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