シェア・ジャパン出版
マイトレーヤの使命第1巻
マイトレーヤの使命 第1巻
■ ベンジャミン・クレーム 著
■ 石川道子 訳
■ 発刊日:1988年4月15日(初版)1998年11月(再改訂版)
■ 体裁:A5判/432頁
■ 定価:3000円+税+送料
■ ISBNコード:4-916108-22-7
――智恵の覚者から伝えられた、世界に類を見ない貴重な書――

 ベンジャミン・クレームの最初の書『世界大師と覚者方の降臨』(マイトレーヤとかくしゃがたのこうりん)の初版は1980年に出版され、秘教文献の古典的な存在となった。フランス語、ドイツ語、オランダ語、イタリア語、スペイン語、日本語等に翻訳出版されて、そのメッセージは新しい希望と目的で世界中の人々に強烈な感動と新しい息吹を与えた。多くの人々が、あのユニークな情報と広範な分野を網羅した説得力ある作品の続編を切望した。

 『マイトレーヤの使命 第1巻』はより新しいメッセージであり、同じハイアラキーの源、智恵の覚者からのものである。そのキャンバスもまた広大である。キリスト・マイトレーヤの新しい教え、瞑想やカルマ、イニシエーションや奉仕の役割、七種の光線、さらにレオナルド・ダヴィンチやモーツァルト、サッチャ・サイババにいたるまで、驚くべき量の新しい情報が提供されている。

 本書は、世界大師としてのマイトレーヤの仕事の舞台を整え、そしてすべての者のための新しいより良い人生の創造への道を整える、世界にとっての大いなる希望のメッセージである。

目次

著者序文 / 改訂版への序文 新しい時代と世界大師の出現 / 第1章 マイトレーヤと出現の過程 / 第2章 新時代のマイトレーヤの教えと使命 / 第3章 覚者方の外的顕現 / 第4章 霊性と新しい時代における生活 / 第5章 進化とイニシエーション / 第6章 七種の光線 / 第7章 再生誕(転生輪廻) / 第8章 瞑想と奉仕 / 第9章 進化と奉仕/大祈願 / 訳者あとがき / 参考文献 ベンジヤミン・クレームによる著書 / 補遣 世界のイニシエートのリスト――光線構造と進化の段階

序文

 『世界大師と覚者方の再臨』を1980年に出版して以来〔日本語版1986年出版〕、続編をいつ書くのかとたえず聞かれた。

(中略)

 シェア・インターナショナル誌への貢献として(編集長としての仕事以外に)、私は記事のほかに「読者質問欄」を毎号受け持つようになり、いつの間にか大量の材料が蓄積した。それが長い間待たれていた「降臨」の書の続編になることと思う。多くの人が同時に同じようなアイデアを持ったことからして、これが要望を満たす答えであるように思える。従ってこの書は、現在(1986年9月)までに、シェア・インターナショナル誌に掲載された私の記事と読者質問欄をまとめ編纂したものである。シェア・インターナショナル誌に寄せられた多くの質問に答えるために私を鼓舞しながら、私の師(覚者)は秘教の知識の広大な分野に光を投じてくださった。初めて提供された知識もあり、またこれまでよりもさらに深く突っ込んだ説明を提供してくださったものもある。特に、七種の光線の主題に関しては、膨大な情報が提供され、その大多数が全く初めて世界に紹介されたものであり、我々の生活を大きく条件づけるこれらのエネルギーに対する新しい洞察とさらに深い研究につながるであろう。

 再生誕(輪廻転生)、カルマ(因果)、死後の世界、イニシエーション、奉仕、その他の主題とともに、伝導瞑想もさらに詳しくとりあげられている。蓄積した記事を本の形態に編纂するにあたり、繰り返しを最小限にするためにかなりの編集が必要とされた。これは第1章の「マイトレーヤの出現」に関して特にそうである。1982年5月から今までの「待ち」時期の間に、私はたくさんの似たような質問、「事態の状況」およぴマスメディアの役割、その行動や無行動などについて答えてきたので、歴史的経緯に忠実であること(これは必然的に長々しい繰り返しを伴う)と、読みやすさとのどちらを選ぶかの決定をせまられた。私は後者を選び、1982年5月以降の出来事の要約のみを加えた。歴史的興味のために、もとの質疑応答が必要ならば、シェア・インターナショナル誌のバックナンバーを見ていただけばよい。読者がこの判断に賛同してくださることを願う。

(以下略)

1986年 ロンドンにて    ベンジャミン・クレーム

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