シェア・ジャパン出版
マイトレーヤの使命第3巻
マイトレーヤの使命 第3巻
■ ベンジャミン・クレーム 著
■ 石川道子 訳
■ 発刊日:2009年5月1日(第2版)
■ 体裁:A5判/720頁
■ 定価:3500円+税+送料
■ ISBNコード:4-916108-05-0

 この書は心踊るような未来のビジョンを提供するものであり、広範囲なトピックを網羅した貴重な叡知の宝庫である。世界大師マイトレーヤと覚者方の公の顕現の後、彼らのアドバイスとインスピレーションに鼓舞されて、人類は想像を超えた新しい文明をつくっていく。マイトレーヤの優先事項――その最初は、飢餓と環境破壊を終止させるための世界資源の分かち合いと経済制度の根本的な変容であるが、これがすべての人間に人間らしい生き方を可能にし、内なる創造性を開花させることのできる輝かしい文明へと人類を導く。

 またハイアラキーの覚者の一人とのユニークな一連のインタビューでは、21世紀へのチャレンジ、原子力発電所の閉鎖の必要と新しい安全なエネルギー源の発見、地球環境の回復と維持などについての覚者の洞察を提供する。

 さらに、現在の教育のあり方を根本的に変える新しい時代の教育、人間が瞑想と奉仕を通して己の本質なる魂に向けて意識的に築いていくアンタカラーナ(光の橋)、新しい時代の時間の観念、世界のあらゆる宗教と科学の基礎にある知識体系としての不朽の智恵の教え、強力な世界奉仕と個人の急速な霊的成長を組み合わせた新しい時代のヨガ、伝導瞑想、さらに画家でもあるベンジャミン・クレームが彼の本領を発揮してレンブラントやラファエロやミケランジェロなど10人の巨匠と彼らの絵画を秘教的な霊的な観点から評論する非常にユニークな興味深い講話など、内容は多岐にわたる。

 ベンジャミン・クレームの先の著書『マイトレーヤの使命』第1巻・第2巻と同様に、この書は深遠な内的霊的真理と今日最も我々を悩ます問題についての実際的な解決を結び付ける。「この世界がかつてみたこともないような文明の創造を始める」用意の出来た人類のための、まさに「希望のメッセージ」である。

目次

著者序文 / 序説 / 第1章 マイトレーヤの優先順位 / 第2章 21世紀への挑戦 / 第3章 新たなる奉仕 / 第4章 不朽の智恵の教え / 第5章 画家と彼らの光線構造 / 第6章 アンタカラーナ / 第7章 待つことの術 / 大祈願 / 新しい時代の祈り / 編(訳)者あとがき /世界のイニシエートのリスト / 参考文献 / ベンジャミン・クレームの著書 /

序文

 『マイトレーヤの使命 第3巻』は未来を、マイトレーヤの世界への出現に続いて徐々に顕在化するであろういのちと意識の特質を、期待をもって展望する。

 第1章は、1984年6月にシェア・インターナショナル誌に掲載された私の師である覚者によるすばらしい記事、「人の子」で提供されたマイトレーヤの優先事項についての説明で始まる。

 1995年に米国とオランダで開催された伝導瞑想大会/研修会での私の講話を書き取り編集したものがマイトレーヤの優先事項についての解説を構成する。願わくば、私の師によって描かれた心を鼓舞する数々の可能性に光を投げかけるものであって欲しい。

 第2章、21世紀への挑戦は、現在人類に突きつけられている問題を取り上げる。ジャーナリストのパトリシァ・ピッチョンとのインタビューで、私の師は私を通して、核と環境という主要な関心事とそれらの危険を明快にし、そしてマイトレーヤが世界規模の反応を確実にするために人類の声として働くことの必要を強調する。この章の最後に収録されたジョージ・カトリンとのインタビューで、新しい時代の教育が、転生している魂としての私たち自身──そして私たちの子供たち──についての認識を増大させていく関連のなかで進展していく方法をいくつか示すことを試みた。

(以下略)

1997年3月  ロンドンにて   ベンジャミン・クレーム

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