シェア・ジャパン出版
覚者は語る
覚者は語る
■ ベンジャミン・クレーム 著
■ 石川道子 訳
■ 発刊日:2004年6月1日(初版)
■ 体裁:B6判/640頁
■ 定価:2190円+税+送料
■ ISBNコード:4-916108-13-2

 人類は舞台の背後から、高度に進化し光明ある方々の一団によって導かれている。
 これらは智恵の覚者方と呼ばれ、進化の旅路を我々よりも先に歩まれた方々である。めったに公に世界に姿を現すことはなく、通常、弟子たち──科学、教育、芸術、宗教、政治など人生のあらゆる部門で活躍し社会に影響を及ぼす男女──を通して働く。
 英国の画家、ベンジャミン・クレームの師である覚者は、クレームが編集長を務める『シェア・インターナショナル』誌に、その創刊号以来、広範囲なテーマにまたがる一連の記事を投稿してきた。
 これらの記事の主要な目的は、現在および間近な将来の必要について人々の注目を引くこと、さらにすべての覚者方の長であるマイトレーヤの教えについての情報を提供することである。本書には『シェア・インターナショナル』誌の創刊以来22年間にわたる223の記事すべてが収録されている。

「わたしがなしてきた努力は、読者に未来の人生を描き、未来に対して楽しく積極的に近づくように鼓舞し、日ごとに持ち上がる諸問題に正しく対処するための知識のツールを用意することであった…」
目次

序文 / 新しい時代の時間の概念 / 分かち合い / 社会生活への新しいアプローチ / キリストの再臨 / いのちの贈り物 / 新しい時代の夜明け / 新しい文明 / 理性と直観 / 健康と治療 / 他

序文

 すべての時代に大小の霊的教師が人類を導いてきた。我々の知っている方々の名前は、ヘラクレス、ラマ、ミトラ、ヴァイアサ、シャンカラチャリア、クリシュナ、仏陀、キリスト、モハメッドである。彼らは人類とその他の自然界の王国(動物・植物・鉱物界)の進化のための大計画の管理者である。この大計画は覚者方の内界における霊的ハイアラキーの機関を通して成就される。

 覚者方とは人類家族のメンバーであり、我々の先に進化の旅路を行かれ、我々が現在たどっている同じステップを踏んで、御自身を完成された方々であり、そして我々を同じ達成に導くための責任を引き受けられた方々である。彼らは我々の進化の全行程の背後にあって、人間が徐々に意識の拡大を通して、彼らのように完成した光明ある存在となるように、導き、助けてくださっている。

(中略)

 私と共に働く共働者たちと私がこの情報を広めるために使う方法の一つは、『シェア・インターナショナル』という月刊誌の発行である。1982年1月創刊以来、私の師であるこの覚者は毎号記事を提供してくださっている。私の知る限り、『シェア・インターナショナル』誌はハイアラキーの覚者を寄稿者の一人に数えることができる世界で唯一の雑誌である。

(中略)

 この度、創刊号から2003年12月号までの記事のすべてを一冊にまとめて出版した。これらの叡智の宝をより広範囲の読者に提供するためである。覚者の言葉は、読者を鼓舞するものであり、今日的な関連性のあるものだということがお分かりいただけると思う。この覚者の名前は、キリスト・マイトレーヤが前面に出てこられて、人類への公のアピール(訴え)を出された後に明かされるだろう。

2004年3月 ロンドンにて    ベンジャミン・クレーム

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