シェア・ジャパン出版
いのちの法則
いのちの法則
■ ベンジャミン・クレーム 監修
■ 石川道子 編/訳
■ 発刊日:2005年5月1日
■ 体裁:B6判/400頁
■ 定価:1800円+税+送料
■ ISBNコード:4-916108-14-2
原因と結果、そして運命……

 「あなたが原因と結果を認識するようになればなるほど、あなた自身の運命を支配することができるようになる。正しい結果を得るために正しい原因を生じさせることが大切である。

商業至上主義……

 商業至上主義、およびその破壊的な競争主義、は急速に終末に近づいている。利潤のみを追求する企画はいまやすべて失敗する運命にある。

細胞、光、物質……

 すべての生きた細胞は相互に連結しており、それらの間に光がある。すべての原子が光と連結している。その光を変換することのできる時がやって来るだろう。するとどうなるのか? 」

目次

序文
1.あなた自身でありなさい/2.真我、認識、無執着/3.自由、解放、救済/4.原因と結果――エネルギーを理解する/5.歴史的考察/6.進行しつつある変容/7.光の科学/8.マイトレーヤを体験する

序文

 本書は以前に出版されたマイトレーヤの教えの書(『いのちと目的』)よりもさらに拡大された、新しい、より包括的な教えの記述である。

(中略)

 マイトレーヤは『原因と結果の法則』について、おそらくこの惑星上の誰よりもよく理解しておられ、したがってわれわれ自身が始動させた原因(行動)の結果(影響)を予知することができるのである。これらの予報を通して、マイトレーヤはわれわれにこの法則がどのように働くかを示してくださる。たとえば湾岸戦争で発揮された暴力的行為をその後に起こった自然災害に結びつけて、暴力行為に直接に関わっていなくても、乱れた惑星の影響は多くの人々に及ぼし得るし、実際に影響していることを示してくださる。

 マイトレーヤは、そのユニークな御身分と進化の旅路における途方もなく長い経験のゆえに、非常に深遠な霊的教えを最も単純な言葉で表現することがおできになるのである。それは、あらゆる教義上の混乱や神学的教理にまったく束縛されないものである。何の強制もなく、すべての人間が自由にあるがままの自分自身であることを奨励される。

 マイトレーヤは、とりわけ真我実現の術を教えられる。三つの単純な、しかも達成するには訓練を要する実践が、真我実現の教えの中心にある――心(マインド)の正直、生気(スピリット)の誠実、無執着である。これらの三つのことを実践しなさい、そうすれば真我実現を達成することができ、それは神性(真我)の実現につながる、とマイトレーヤは言われる。

 「それは宗教や政治やその他いかなるイデオロギーにも関係ない」「誰でも、どの段階においてでも、自己(真我)実現の術を学ぶことができる。そして人生を楽しむことができるのを知るだろう。人生は無執着な心で楽しむべきものである」

 「救済は宗教の中にも、政治の中にも、哲学やイデオロギーの中にもない。それはしっかりとした無執着の心で生きることの術を実践する中にある」

 「あなたがわたしを見るときでさえ、わたしの後を追いかけてはならない。わたしは信奉者をつくるために来たのではない。あなたがわたしをひけらかすようなら、あなたはわたしが誰かを知らない。あなたが自分自身の裡に経験するところのものがあなたの富である」

 マイトレーヤの教えから抜粋したこれらの引用を読むと、単純で単刀直入な彼の思考が垣間見られることと思う。

(以下略)

2005年2月、ロンドンにて  ベンジャミン・クレーム

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